「談合」一抜けた<読売新聞の記事をよんで>
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 1/10(土) 11:44:02  返信も含め全削除
<読売新聞2004.1.8.14版.社会.(30)>の記事「談合」一抜けた (第一測量設計コンサルタント)本社長野市・近藤社長の記事の概要は次のようなものであった。

(1)企業の概要
  @ 二年前まで銀行から優良企業の太鼓判を押された企業。
  A 県内に事業所五箇所、従業員54名の会社。
  B 談合宣言を境に仕事が半減した。

(2)談合離脱宣言(2001.7.13.)社員に通告した。
  @ 今日から独占禁止法の順守に踏み切る。
  A 今後談合した者は解雇

(3)ほどなく他社の幹部二人が面会に来た
  @ 「一体どうしたんだい」二人は半信半疑の微笑み
  A 「今後は各社の経営努力でいこう」近藤社長

(4)若い営業部員の報告書・入札会場で
  @ 「いくらだ? 見せてみろ」A社の×氏
  A 「勝手に値段下げやがって、良心がねえのか」A社の×氏
  B 「外圧に屈しません」若い営業部員
  C その場にいた他者の大勢がA社の×氏に声援を送る

(5)資材メーカーの態度
  @ 資材メーカーからの営業活動がぱたりとやんだ
  A 理由を聞くと「おたくとは付き合うなと他社から言われた」
   
(6)発注者の対応
  @ 県の第一測量設計が入札参加者に指名される回数が六分の一に減った。
  A 抗議に行くと「たまたまだよ」県の事務所のひとつでは

(7)同業者の発言
  @ 「第一測量設計はいずれつぶれる」大手ゼネコン幹部
  A 「おたくの社長は英雄になるかもな。ずっと先の話だろうが」同業者

 日本の業界の現状をよく現している記事である。中でも日本人の実態をよく現しているのが(4)Aの「勝手に値段下げやがって、良心がねえのか」というA社の×氏の発言である。皆さんはどう感じますか?、これからの建設業界及び関連業界がどう変化していくかの問いかけでしょう。皆さんのご意見をお願いします。阿座上洋吉

返信 1 地経新潟理事  投稿日 1/19(月) 18:18:48  削除
当県と隣接するN県の状況はうわさでは聞いている。県も絡んでいる・・・となるとその後その測量会社はどうなっているのだろうか。競争地区になっていると思っていた地区でさえ、まだ相当の陰なる力が動いているのが現実か。当社も本年度より宣言を出す予定にしている。実際にどのような外圧や指名の影響がでるかは予測がつかない。一番懸念されるのは、下請け物件が回ってこないのではないかということである。地元業界であのテロ会社には仕事をやるなということが最も恐れていることである。ざるだらけの建設業界はまだまだコストダウンは可能であるが、仕事が受注できなくなればそれも実現できなくなる。正しい行動がテロとなってしまう異常な業界が正常になるのはいつのことなのだろうか。まだ、当地区においては特に公共事業を主体としている当社にとって競争を選択することは正しいのだろうか、今回の記事を読み正義と現実の間で逆に揺れ動いてしまった。その後の状況が知りたいです。

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