28.市場経済に欠陥はないのか(その2)
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 11/13(水) 21:07:07  返信も含め全削除
1.欠陥だらけの市場経済の仕組み
 人類のDNAに組み込まれた競争遺伝子の作用を経済制度に組み込んだものが市場経済である。そのため無限に競争原理が作用する仕組みである。その結果品質が劣化する場合もあるし、末期的症状としてダンピングが発生し企業が共倒れになる場合もあり、これを仁義なき戦いという。やくざの世界でも勢力の均衡がとれている場合は、仁義が重んじられ安定しているが、勢力バランスが崩れると仁義まで壊れてしまう。建設業界の状況とよく似た現象が起きるのである。建設業界では、暗黙の了解である水面下のルールが壊れた状態になり、全国で仁義なき戦いが始まってきたようだ。近年は談合やボスの交通整理、官製談合、政治家による交通整理等が一挙に崩壊が始まってきた。やくざの世界と同様に仁義なき戦いの始まりである。そのためダンピングは当然のように横行し、手抜き工事等品質保持も難しい状況になる可能性が極めて高くなってきた。

2.一般国民の認識不足と誤解
 一般国民は、建設業界に「いい物を安く」という市場経済の大原則を主張する。しかしこの大原則は、商品生産について主張された原則である。商品生産とは、生産の段階で品質、量、機能等を確定させて製造するから、市場において過当に販売競争になり、ダンピングがあったとしても品質等に変化がないため購入者には被害が及ばないのである。しかし建設業のような受注生産の場合は状況が一変する。生産前に売買契約が行われ価格が先に決定するため、大幅なダンピング等の行為は、後日の生産で品質等に大きな影響を与える場合がある。この点について一般国民はあまり感心を持っていない。一般競争が最高の入札形態であると誤解している。一般国民に自分の物件(住宅)について「不特定多数の業者に安ければ安いほど良い」という考えて発注出来ますかと聞くと、それは無理という。自分の物であれば一般競争入札はできないという。ではどうしますかと聞くと、信用のおける業者を選考し数社から見積を取って検討するという。これでは指名競争入札ではないか。受注生産業界の発注制度の難しい面をもっと一般国民も考えていただきたい。

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