34.欠陥があっても市場経済は進む(その2)
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 12/25(水) 23:58:10  返信も含め全削除

1.欠陥があっても神の見えざる手に任せる他ない
 競争は自然の摂理でありDNAに書かれた設計図を無視することは出来ないことは確かである。したがって生物の競争原理を前提に考えなければならない。すべての生物の行動は競争原理がエネルギー源となっているのであるから仕方がない。この競争原理に委ねることを市場経済といい儲かるところに人が群がり、儲からなくなれば人は分散化する結果的にバランスがとれた状態になる。たしかに過去の史実はそれを物語っているのである。これを「神の見えざる手」によって動くという。

2.利益に群がる人間
 人間の他人には負けたくないという競争心があるため、利益のある所に群がって激しい争いをする。いつまでも利益を享受することは出来ないことを知りながら、新規参入者がどんどん群がってくる。人類は始まって以来繰り返している現象である。

3.網からなくなれば分散化が始まる
過剰に群がる場所は必然的に儲けが消滅していき魅力を失ってしまう。群れは必然的に分散化が始まり他の儲かるところを求めて移動する。だれも指示しないのに起きる当たり前の現象である。

4.市場経済の絶妙は仕組み
 経済活動のバランス現象は、儲けの群がり現象と分散化現象が絶妙に組み込まれたものと言わざるを得ない。時間の経過でバランスが取れてくるのである。しかし、そのバランスもすぐに新規参入者によって壊される運命にあり、決してこの現象が止まるところがない。これらを繰り返しながら進化し競争力が強くなるのである。この仕組みに政治が口を出し制限すると国の競争力を弱くすることになり、国の経済は衰退する。市場経済とは完全な自由主義であり、政府は経済に口を出さないシステムである。特にエリアレス時代になり、強い競争市場のトレーニングがなければ生き残れない時代が到来した。

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