38.オープン社会で企業内に人種問題
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 1/22(水) 01:02:38  返信も含め全削除

1.オープン社会の出現で人種の断層ができた
 現代の日本人を乱暴に分類すると大きく二つに分けることができる。40歳前後に断層があり、前半世代を新人種族とし後半世代を旧人種族と命名したい。両者の間には大きな断層があり、新人種族はオープン社会に馴染み、旧人種族はクローズ社会を好む人種である。この二つのグループは随所でその特色が現れ大きな社会問題になる場合が多い。そのいくつかの事例を紹介して見よう。両者の相違は会議の議論にもその特色が現れる。新人種族は当初から本会議でオープンに議論することを好むのに対し、旧人種族は密室で談合しその結論を根回ししてから本会議に臨む手法をとることが好まれる。そのため本会議は形式化する。生活行動についても新人種族は歩きながらの飲食行動は普通の光景になってきた。レストランも店内がスケスケのオープンスペースとなり、大きな窓から通行人に見られながら食事をするのが普通になってきた。しかし旧人種族は、食事をするのもオープンスペースを嫌い、密室を好み喫茶店では植栽等で影を作らなければ落ち着かない文化を持っている。これは両者を批判しているのではなく、この特性がこれからの集団を機能的に活動させるために重要な整理であることを理解しなければならない。

2.新人種族が大量に存在する社会
 新人種族が40歳前半まで達していることは、日本社会が実質的に新人種族の力で動き出していることを示している。しかし、旧人種族によって中堅管理職や上級管理職の相当部分が占拠され、取り仕切られているため企業全体の機能が停滞している場合が多い。旧人種族を非難しているのではなく、所属しているグループに価値観の相違する人種が入り混じっていることを整理する必要がある。文化が違う人種が混在している意識がないと事件に巻き込まれる場合があることを注意しなければならない。新人種族は、密室談合を拒みオープン行動を主張始めてきた。この新人種族が今後の日本の中心になろうとしている。そのためクローズ社会が終わりに近づいてきた。密室談合や情報公開をしないことの反発が大きくなるだけで、下火になる気配がないのである。このように我々日本の中から新人種が発生し新しいシステムができようとしているのである。

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