118.二次エネルギーと動力革命(その4)    
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 8/18(水) 00:57:47  返信も含め全削除

1.二次エネルギーの発明
 石炭エネルギーの発見によって蒸気機関が発明され、産業革命が起こり英国は大きな経済成長を遂げている。次に発見されたエネルギーが石油であり、このエネルギーよってガソリンエンジンが発明され、米国中心に世界の経済は大発展を遂げている。いずれも新エネルギーの発見に誘発される形で新しい動力が発明されている。この二つの動力革命によって近代科学社会に突入したが、動力革命は更に新エネルギーの発明によって第三の段階に入っている。その新エネルギーとは水力エネルギーや石炭エネルギー、石油エネルギーを一次エネルギーとして電力という二次エネルギーを作り出したことである。この電力エネルギーの発明は人類にとって大きな転換期となったのである。電気による照明の革命を起こし人類の生活文化まで根本から変えてしまった。本来の動物行動である明るくなれば起きだして仕事や遊びに明け暮れ、暗くなれば睡眠状態となり自然のサイクルに合わせた行動であった。これが照明革命によって生活文化が大きく変ったのである。

2.電力エネルギーによる動力革命
 電力エネルギーの発明によって、モーターが発明され新しい動力革命の時代に入ったのである。このモーターによる動力革命は蒸気機関車やガソリンエンジンによる自動車とは大きな相違点がある。これまでの動力は大型のものが多く大量輸送の道具としての動力源に適していた。しかるにモーターは軽薄短小の動力であり、すべての道具の動力機能に役立つ面を持っている。そのため超小型の道具から子供の玩具にいたるまであらゆるものに組み込まれ利用されている。先進国の人間は一人が毎日数十個のモーターの恩恵を受けている。朝起きて電動歯磨きや髭剃り、ドライヤー、掃除機、洗濯機、冷蔵庫等の家庭生活の必需品からエンピツ削りまであらゆる道具に仕込まれている。自動車にいたってはセルモーター、パワーウインドウの4個、ワイパー等の10数個に及んでおり、モーターなくして生活できないほどの状況下で生活している。日本は、モーターの製造では世界一であり、モーターによる動力革命が日本の高度成長期に貢献したのである。

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