258.無国籍企業が急速に増える市場環境
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 07/5/25(金) 07:24:46  返信も含め全削除

1.世界市民(地球市民)という概念が台頭
 市場経済がグローバル化の影響を受けて、世界市場は益々融合化が進んできたが、その現象が進むに連れて消費者の行動も大きく変化してきた。豊かになった消費者の中には、こだわり商品に強い反応もしているが、その一方で世界商品という現象が起きてきた。生産国やメーカーを気にすることがなく、目の前の製品が「良いもので安ければよい」という行動である。この消費者行は社会現象であるが、商業者の力によるところも大きく、品質については商業者が徹底的に検査すること等、消費者保護の思想が強くなったことにも関係がある。このような中で出現した消費者を、世界市民(地球市民)という概念が生まれたのである。今日のグローバル化現象は、全てが地球規模で動いてきたことを現しており、ビジネスのあり方自体を根本から変えようとするエネルギーがうごめいている。

2.企業の無国籍化が進む必然性
 グローバル化した世界市場は、中小企業まで巻き込んで生産された製品は、世界中を駆け巡る時代になってしまった。これがグローバル化した世界市場の現実であり、このような市場環境の中で経済活動する企業は、当然のように国という概念まで消滅させる勢いである。生産された製品は、地球規模で品質やデザインといった製品価値で決まり、過去のような人脈だけで取引が進む時代ではなくなってきた。「良いものが安く」という市場本来の法則が、地球規模で認知され、世界市場のルールとして動き出したのである。このようなビジネス環境は、世界市民の概念のもとで進むようになり、企業も地球規模のM&Aによって多国籍企業が出現し、更に無国籍企業まで進んできた。そのため企業は従来のような政府のコントロールの影響が薄れ、世界市民を強く意識する時代になってきた。このような市場環境は20世紀末ころから顕著に現れ、今世紀に入るや益々激しさを増している。

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