260.世界の市場経済の論理日本人の情緒
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 07/6/6(水) 23:26:23  返信も含め全削除

1.市場規模の拡大とビジネスルールの確立
 自然界が提供してくれた食料等を採取し、生命を維持した時代は自給自足の時代であり、この時代は自分の一族が必要とする分だけを採取していた時代であった。これを必要以上に採取したものを物々交換をすることによって豊かさを経験した人類は、豊かさを求めて交換経済時代が始まったのであった。当時の交換経済時代は、一定の地域に限定されエリアも狭い範囲で行われていた。そのためエリア内は特色あるビジネス文化が出来上がった。交換経済時代が本格化するや交換活動のエリアは拡大を続け、今日の経済活動の基盤が出来上がり、地球規模にまで拡大する結果となったのである。経済の交流範囲が地球規模になると、従来の地域ごとに特色があったビジネス文化は、相互に影響し合い、ビジネス文化の均一化が始まり、今日のグローバル化現象と共に、世界共通のビジネスルールができ上がったのである。これが「良いものが安く」というルールで、地球規模の一物一価の法則が作用する時代が到来したのである。

2.情緒的日本人に必要なドライさ
 日本人は、長い時間をかけて単一化した民族であるため、単一化した民族は、独特な生活文化や精神文化を作り上げてきた。阿吽の呼吸や情緒的な信頼関係等、独特な文化を持っている。これが多民族で作り上がった市場経済は、かなりの相違点が見られるのである。日本では契約書が軽視される文化があるが、取引が仲間だけの中で行われた時代には口約束が機能したが、地球規模の市場経済では情緒的な信頼関係だけで取引することは無謀である。これからはドライな人間関係を構築し、「良いものが安く」という気球規模のビジネス文化のルールを身に付けなければならない。

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