282.同じ思想や考え方の仲間を作る
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 07/11/29(木) 12:07:01  返信も含め全削除

<アンケートの意見に>
 現場技術者に対する研修会で、「新しい工事管理の思想と手法」に参加した技術者のアンケートに「自社の考え方が変わらないため、実行することができない。」という意見があった。この意見は、企業が近代化することの難しさを物語っている。講演や研修会に1人で参加し勉強しても、企業の近代化がなかなか進まないことを現している。ではどうすればよいか。

1.企業の近代化が進まない理由
 企業は多くの人材を抱えた集団であるから、考え方や行動が多様化しているのは当然である。その中で1人の人間が勉強したからと言って、集団や組織が簡単に変わるものではない。例え、最高のリーダーの地位にある社長が勉強したからとしても、企業全体に意思を伝えることは大変なことであり、時間も長く掛かるものである。いづれにしても社員全体に近代化の趣旨を伝えることが難しく、1人の管理職が勉強しただけでは、上司に対しても部下に対しても影響を与えるまでには、なかなかならないものである。上記のアンケートの「自社の考え方が変わらないため、実行することができない。」という意見は、本人は近代化の意味が理解できて、行動に出たいのであるが自社の現状を変えるとできないというジレンマが伝わってくる。

2.近代化のうねりを作るには
 企業の経営体質を変える場合、第一に人間の行動変化するための考え方が変わることが重要である。考え方が理解できない状況下で上司から命令を受けた場合、部下は反発を感じながら行動する場合がある。上司から命令という行為を受けた部下は、反論せずに従うことが原則である。したがって反対したい案件であっても、命令には原則として従うべきものである。この場合、命令を受けたものが、考え方やその必然性を理解できていれば、どんなに強い命令であっても、当然の内容として納得し反論のどころか、その命令は当然と感じて負荷が掛からない。この点からみても同じ思想や考え方が浸透していることが、如何に重要であるかが分かるのである。そのため、講演会や研修会の参加は、1企業から数人で参加しなければ、同じ思想や考え方の仲間ができないため、企業内に大きなうねりを作ることができないのである。

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