348.新しい管理者像を探る・能力と特性
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 09/4/15(水) 11:13:55  返信も含め全削除

1.人間の能力とその特性
 人間には優秀な人材が沢山いるが、人間は神様ではないのであるから万能ではなく、多くの欠点を抱えているのは当り前である。したがって人間の能力の限界を知るべきである。人材の優れている点と欠点を探るには、優れた部分を探るよりは欠点の部分を探る方法のほうが容易である。何故なら優れた部分はレベルの判定や、将来の可能性まで推測する判定は非常に難しい。しかし欠点の方は、不勉強による知識不足や実践的トレーニング不足、性格等欠点その他(以後欠点等という)、全ての欠点等は具体的に探りやすいのである。いずれにしても個人的能力には、それぞれ大きな特性が違うのは当り前である。総合力で能力を発揮する者もいれば、特化した部分が非常に優れた人材も存在する。したがって、それぞれ特性を持った人材の能力を有効に作用させるには、人材の特性をよく把握していなければならない。何故なら個人の能力には限界があるからである。しかし個人の能力に限界があるとして放置することは許されないから、個人能力の限界を越える手法として、チーム編成で有機的な能力発揮の時代になったのである。

2.自分の欠点を公表することによる威力
 人間は自分の欠点等は知っているが、競争社会においては本能的に自分の弱みを隠そうとする。悲しいけれど激しい競争の中では生きていかれない気持ちなるからである。したがって、自分の欠点等を隠すために、大きな声を出すことや過剰なジェスチャーで強がりの表現をする場合もある。しかし企業のような集団や各種の集団で能力を発揮するためには、欠点等を極度に隠されては、適切なチーム編成は不可能である。したがって極度の自分の欠点等を隠す人材は、チームメンバーとしては不適切な人材と言わざるを得ないのである。何故ならチーム編成の場合の重要なポイントは、特定の人材の欠点の部分を補完するために、各種の人材を組み合わせてチーム編成をするからである。したがってチームのメンバーは、各自の欠点等を補う関係で強力なチームが出来上がるのである。自分の欠陥を過大に主張するのも困るが、欠点を隠すよりは良いのである。これからの人材は出来るだけ自分の欠点等を適切に公表すべき時代になってきた。チームとしての能力差が企業の将来を左右する時代が到来した。

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