403.日本人の勤勉さに狂いが
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 10/9/29(水) 23:06:13  返信も含め全削除

1.日本人の過去型の勤勉さが通用しない
 日本人は、昔から勤勉であると言われ、一生懸命に仕事はするし努力もする。日本の高度経済成長はこの勤勉さで成し遂げたものであるとさえ言われた。しかし近年のグローバル化した世界経済では、過去の勤勉さだけでは世界経済に通用しなくなってきた。過去の社会構造や経済の仕組みと、現代の社会構造、経済の仕組みとが合わないのである。過去と現代社会と決定的に相違している点は、グローバル化社会における人間活動の変化である。

2.グローバル化で何が変わったか
 グローバル化で社会が変わったと言うより、世界でグローバル化がなぜ起きたかと考えるべきである。グローバル化社会の定義は、人間活動が地球レベルになったことを言うのであり、過去の人物金の動きが地域で動いていたものが、大量に地球レベルになった現象を言うのである。この人物金が地球レベルで大量に動く現代社会は、電子機器と通信の進化によって起きた情報化社会の現象であり、これがグローバル化社会の特色である。現在では人の移動や活動、物の移動、金の移動等何を見ても情報機器なしでは、人類の全ての行動が停止する状態になっている。今後もこの現象は止まることはあり得ないし、更に進化しながら拡大していくであろう。

3.日本人の勤勉さの狂い
 日本人の勤勉さは今後も重要であることは間違いないが、過去型の勤勉さがグローバル化社会では、勤勉さが狂いとなって現れてきた。そのため過去型の勤勉さだけで、現代社会を乗り切ることは無理である。勤勉さが過去型であるため、グローバル化社会に適切に機能しないのである。現代社会でビジネスが成功している企業の経営思想や行動は、企業の大小や業種には関係ないことであり、単純に現在社会の求めに対して適切に対応しているだけである。この時代に通用する新しいリーダーは、現代社会に通用する思想や行動手法を、適切にマニュアル化する必要がある。最適に標準化したマニュアルの研究が必要である。この点で海外に比べると日本は遅れている。何故かと言えば、日本人は基本的にマニュアル嫌いなのである。しかし、海外進出した日本企業は、海外でマニュアルを適切に活用して成功しているではないか。

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