<5>DNAの競争原理を探る
新規投稿者 地域経済研究所・阿座上洋吉  投稿日 3/16(日) 20:29:26  返信も含め全削除

<シリーズ・市場経済の競争原理を探る>
 このDNAシリーズは、競争原理から派生するあらゆる現象を整理することも研究の対象である。特に人間関係に過度の競争が作用すると人間関係が破綻する。また、その中でイジメの形態も多様に発生する。管理職にとっては重要な課題であるし、人間関係論の中にイジメ問題は基礎研究としても重要である。

1.軽いイジメの始まり
 人間の能力には質や大きさに違いがあるのは当然であるが、能力以上のことを強要するとプレッシャーに負けてしまう者が出てしまう。子供に対しても親や先生が過剰に期待することを要求すると、その負担感が大きく作用して負担感が大きくなる。子供達の能力の限界を越えてまで要求すること自体が軽いイジメの始まりにもなるのである。そのため能力の程度の評定が重要となり、能力主義時代の評定の研究にも繋がる重要事項でもある。現代の子供社会は一人っ子育ちの環境が通常の姿となり、昔の貧乏人の子沢山時代とは育ちに大きな違いがあるから、十分に注意しなければならない。一人っ子育ちの子供達には想像以上に過剰なプレッシャーがかかる場合があり、限度を越えた分だけストレスを蓄積し異常をきたす場合がある。この状況を繰り返えし体験すると心身に異常をきたし、ノイローゼや精神病に追い込まれる場合があり、キレル状態に追い込まれてしまう。人間が耐えることができる一定のプレッシャーも、遺伝や性格等によっても差異が生ずるし、本人が受けた影響の程度を周囲の人間が察知できない場合も多いので注意すべきである。人間は一般的にプレッシャーの中で、耐えに耐えて生きているといっても過言ではない。イジメ発信者が自覚しないで他人にプレッシャーをかけるこがあるが、これも軽いいじめとなる場合が多いので注意しなければならない。

2.管理職のイジメ感覚と若者のイジメ概念にズレ
 自然界の動物は、自然界の過酷な環境の中でお腹がすいている状態が多く、生命維持のための食事が一番の関心ごとである。日本においても江戸時代から高度成長前までの一般大衆の食環境は、動物界の状況と同様に決して満足している状態ではなかった。親の命令に従わない時に「飯を食わさないぞ」の一喝は恐怖であった。そのため子供達は厳格な親の統制下にあり、上からの強い指示のトレーニングが徹底的に経験しており、少々のプレッシャーを掛けられても強い負担を感ずる子供はいなかったのである。現代若者の親子の人間関係とはかなりの相違があり、現代若者とイジメを感ずる基準が変わったことを認識しなければならない。更に、当時の子供達は、小さい時から毎日のように兄弟喧嘩をしており、ライオンの子供がじゃれ合う行動を経験しているのと同じであり、現代の子供社会とはかなりの体験に違いがあることが分かる。現代社会は親によって一人っ子にさせられ、個室育ちで、テレビっ子、ファミコン、マンガ等、子供が一人で遊ぶ社会で飼育された人造人間である。これを批判しても仕方がないのであって、このような環境で育てられた子供は当然、新しいタイプの若者として社会に出てくるのであって、新しい教育の視点やイジメの環境も刻々と変化しているのであり、イジメについての概念にも違いが発生してきたのである。

3.若者戦力化のための人間関係論
 管理職は、若者を戦力化するためのノウハウを持たなければならないが、そのための人間関係論については後日本格的に取り上げなければならないが、イジメ等人間関係の基本的な行動の中で発生する現象は、特に重要な意味をもっていることを留意すべきである。

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