<37>ストレスの餌と量
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 10/26(日) 21:26:40  返信も含め全削除

1.蓄積されるストレスの量
 競争遺伝子の具体的な現象は、他人に負けないための行動であるから攻撃的な場合が多い。特に形勢が不利な状態になると攻撃的になるのも自然な行為である。攻撃は最大の防御なりと言われる現象である。競争の勝敗が不安定な状態の場合や競争の質や強度によっても精神の不安定化が進みストレスを蓄積する。しかしストレスは勝敗の勝ち負けよりも、競争による精神的負荷の量に影響を受ける。各種の現象は過重な負荷によって蓄積されるストレスの量によって異なるのである。ストレスは過重な環境の下では益々蓄積するし、一定限を超えると爆発する。その形態の一つに怒りという現象がある。怒りは人間が持っている自然の感情であって決して異常な感情ではないが、怒りも少量であれば制御されるが過剰に蓄積されるとストレス爆発の起爆剤となる。

2.何でもストレスの餌となる
 人間は自分で自分に挑戦もする。目標値を設定し目標をターゲットとして挑戦する。この場合も目標値との格差が、自分が期待する数値と相違する場合は自分で感じない程度のストレスである。しかし自分の社会的地位等による目標数値であれば、この格差はストレスの餌として蓄積の対象になる。羨ましいと思う感情も目標の一つであるが、過度に執着すると負荷がかかり過ぎて嫉妬となって重荷になってしまう。嫉妬までもストレスの餌として蓄積し、これも一定限度を超えて負荷がかかるとストレスのエネルギーが一挙に爆発する。

3.闘争心と防衛心は紙一重
 闘争心と防衛心は、本来同等のもので裏表の関係にあり自分の延命として作用する。闘争心と防衛心は共に競争遺伝子の作用であるから、自分の優位性が察知できれば攻撃的行動をとれるし、自分が不利であると察知すれば防衛的行動をとるものであり、この現象は紙一重である。人間関係において不利な状況に置かれた場合、人間は面子やプライドを傷つけられることを嫌うし、人前では見栄を張ることも自分の不利な状態を察知されないための隠す行動である。突っ張り行為も自分の弱さを隠す行動のひとつであり、防衛心が虚勢となって現われる行動である。したがって、面子やプライドを過度に傷つけられ防衛心の許容量をこえると、プライドを傷つけられた行為が起爆剤となって蓄積されたストレスが爆発する。

4.防衛心も競争遺伝子から派生する
 競争社会は常に攻撃を受ける社会であるから、適切な防御技術をもつべきである。防衛技術を持たないひとは常に相手を攻撃するしかない。ビジネスの行動としてはよいのであるが、全ての行為を攻撃だけの手法で処理することは無謀である。また個人による防衛ができない場合は集団化して防衛するようになる。防衛のための集団化としては、派閥や学閥としての集団、同郷の仲間や県人会、民族や宗教、国等の各種の集団が自然にできて防衛する。しかし過度の防衛心による行為は、相手に対して威圧的で攻撃的要素を内包しており、その威圧的防衛要素が相手方に伝播し脅威を与える場合もある。この防衛心による集団に過度な負荷をかけると防衛心が攻撃型に変化し戦争まで発展する。

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