<71>ISOを神経システムにどう組み込むか(加格達奇にて)
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 6/20(日) 01:47:39  返信も含め全削除

1.IT化時代の神経システムの活用法
 IT(Information Technology)化は、情報通信技術を高度利用することであり、IT化は着実に経済活動の神経システムとして作用し始めている。現在の企業は何らかの形でITを活用している。近年のITは大きく分けて二つに分類することができる。一つは社外との関係で起きているIT化の活用である。これはネットワーク社会におけるインターネットの高度利用によるものであり、外部との関係がネットワークシステムによるビジネス環境が整備されたことである。インターネットを利用したB to Bのシステムは凄まじい勢いで進展しており、今やビジネスの一般的形態となってきている。二つめは社内に関するIT化である。社内のIT化は人的ピラミット組織を崩壊させ、新しい電子型神経システムへ切替えが始まった。新神経システムにより新しい人材が求められ、人材についても本格的に省力化が進み新しい経営管理の知的財産の構築としてIT化が貢献し始めている。IT化は、これから大きな省力化の道具として貢献するであろう。

2.ISOも有機的神経システムに組み込まれる
 近年は、経営情報をすべて電子化して活用する時代となってきた。そのため電子化された経営情報は統合化され、総合的有機的に活用される時代となってきた。ISOについても同様であり品質管理の部分だけを抜き出して単独で管理するものではなく、電子化された4大工事管理のシステムの一部としてISOが機能するものでなければならない。今や経営情報としてのすべての電子データは企業の神経システムとして統合化して機能するものでなければならない。したがって、ISOについても導入の準備の段階から作業の流れの記録を徹底的に電子化することが重要である。これがISO導入時のマニュアル作成の叩き台とならなければならない。その後は作業を進行させながら改善を重ねてISOを進化させるべきである。この改善過程に新しい工法の発見や生産性向上、効率化のヒントがあり、ISOの準備段階から大きなコストダウンにつながるヒントがあるのである。また、同時に施工関係者が品質湖上やコストダウンのトレーニングとしても重要な意義がある。本来ISOは品質管理が目的であるが、工程管理に深く関係しており工程管理の一部としてISOを稼動させなければならない。くれぐれもISOの認証を受けるための作業であってはならない。

3.情報共有化は情報支援の思想が重要
 これからの経営管理は、従来型のピラミット型の情緒的人的組織によって、書類や口頭で管理されるものではなく、情報の共有化によって各人が共有情報を積極的に活用するシステムでなければならない。したがって情報共有化のポイントは、利用する担当者に支援する機能を持ったシステムでなければならない。これによって全社的にデジタル信号が神経の役割を果たすようにすることが重要である。

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