<185>孤立型人間の増加と扱いの未熟さ
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 06/9/23(土) 21:10:19  返信も含め全削除

1.群がりの社会から孤立社会への変革期
 人間は一人では生きられないと言われながら、個人主義化が益々進み孤立型人間が植えている。この現象が起きている要因に二つ潮流がある。第一の潮流は情報化社会に起因している現象である。過去に情報入手が難しかった時代に対して、近年は良質な情報が容易に入手できる時代になったため、情報化社会が個人行動に大きな変化が起きている。今や人間同士が接触して情報入手する時代ではなく、テレビや新聞等で大量に良質な情報が提供される時代であり、携帯電話やパソコン等の情報機器の進化により、個人の間でも情報が容易に交換することができる時代になった。そのため以前のような人の接触がなくとも、個人的に良質な情報を入手することができる社会になった。このような時代になると、情報を求めて群れる集団化する必要もなくなった。自分が直接入手した情報によって自ら自由に行動できる社会になったのである。ここに集団化の絆が薄れ個人主義化が進む要因となっている。

2.群がる必要があった時代の集団社会
 今日のような情報化社会になる前は、人が集まるところに情報が集まるとされ、人が群がる場所が必要とされ随所に集団の拠点があった。例えば流行情報であれば商店街に人が集まり、商店街はフアッション情報の発信源ともなっていた。また情報不足時代の人間は、情報に群れることが好きで集団行動が活発に行われていた。社員運動会や社員旅行、社員大宴会等、集団行動で楽しむことが多かった。これらの人種を集団主義者という。しかし近年の人間行動は、集団行動を嫌い社員運動会は実施されることがなくなったし、社員旅行は参加を拒否され、集団で酒を飲むことは若い社員に嫌われ、社員宴会までもボイコットされる始末である。このように個人主義者が増え、個人行動が主流になってきた。この社会的背景には一人っ子人間の増加に起因している。

3.孤立主義が蔓延する社会の必然性
 集団行動を嫌い孤立行動が蔓延してきた。孤独型の傾向は年々強まっており、孤立型人間が増え接触障害症候群の者さえ現れだしている。この孤立型社会の第二の要因は、個室で育った一人っ子による孤立型人間の出現である。子沢山の時代には乳児期から幼児期の間に、自然に子供社会が形成され、子供集団の中で集団型の人間関係のトレーニングを体験していたのである。自然界の動物行動学でみても、人間の行動に近い猿の行動や犬や猫等の幼児期の行動も、自然のままに形成された子供社会で集団トレーニングされている。物心がつくまでには「じゃれあい」という子供同士の接触トレーニングが起きている。この接触トレーニングは子供にとって重要な体験時期である。現代一人っ子社会の幼児期までの間には、このような重要な子供同士の接触トレーニングが欠如しており、大人によって作られた幼稚園や保育園で人為的に集団トレーニングを体験させられている。先進国では一人っ子社会化が進み、孤立型人間の対処方法や孤立型人間をパワー化するノウハウも未熟であり、企業経営の面からも過大が山積している。

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