<190>孤立型人間・非接触型人間の存在
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 06/10/29(日) 16:38:59  返信も含め全削除

1.ジェスチャーが下手な日本人
 日本人は握手が苦手である。欧米人や中国人はよく握手をする。しかも親しい間であれば40cmまで近づいて握手をする。日本人も外国に行けば儀礼的に握手をしなければならないから、儀式的に握手をしているが親しみを表現する握手は苦手である。日本人は相手が親しみをこめて近づいてくると、後ろに下がってしまい60pより近づくことはしない。したがって、懐かしいひとに逢って感激しても、よほどのことがなければ人前で抱き合って感激する光景は見られないし、儀礼的な挨拶に頬を寄せ合う挨拶の習慣もない。これは非接触型の日本の文化であり、たいして問題になることではないが、全身で表現するジェスチャーは実に下手である。これは農耕民族の特色であろう。しかし国際化が進む中で少なくとも最低限の表現はできることが課題である。グローバル化が進む中で挨拶までが地球規模で影響する時代がきたのである。

2.一人っ子社会の影響も大きく作用する
 日本は世界一の少子化時代になり、近年の子供の特色は一人っ子による非接触型の育ちで孤立型に育てられている。そのため集団の中に溶け込めない子供や若者が増えてきた。この孤立型人間は、挨拶も苦手であり人間の接触が下手である。昔は兄弟が多く喧嘩が耐えない中で子供だけの社会が存在していた。兄弟喧嘩は、他人との喧嘩の前のトレーニングとして重要であった。兄弟喧嘩はどんなに憎らしいと思っても、相手を殺そうという意思が存在しない喧嘩である。これが子供社会の重要な喧嘩のトーニングの環境であり、殴られた痛さの強度を確認できる重要な体験である。この痛さの強度の体験者が他人と喧嘩しても、喧嘩は常に強度を加減して実行する。したがって、昔は子供が喧嘩していても大人は安心していたものである。また、この時代の喧嘩の重要な点は、肉体的な接触トレーニングであり、人間の肌が接触することが気にならない訓練でもあった。

3.孤立型人間の接触恐怖症が急増
 子供時代に接触トレーニングがない現代社会の子供たちは、接触恐怖症になる危険性がある。これはセクハラ現象の急増の中にも混在している。セクハラは非人道的で許すことはできるものではないが、近年のセクハラ事件の中に、女性の肩に軽く触ったことでセクハラ事件となったケースがあった。肩に触った男性は親しみをこめて触ったのであるが、非接触型の人間は、皮膚感覚が異常に敏感で生理的に体が反応する。この事件は親しみ行為とセクハラ行為と紙一重であるが、肌が超異常反応するひとが増えていることは間違いないし、十分に注意すべきである。これも子供社会の集団トレーニングが昔と違ってきたことを表している。少子化、一人っ子化、孤立型人間、非接触型人間が増えていることは間違いない。しかしここで重要なことは、これらの孤立型人間を非難することや悪口を言うことではない。この社会で人材をパワー化することや、楽しく共存することが重要である。

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