<221>競争遺伝子を利用するゲーム番組
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 07/7/1(日) 10:15:00  返信も含め全削除

1.テレビ等のクイズやゲーム番組はなぜ人気があるか
 テレビの娯楽番組の中に多くのクイズやゲーム番組がある。なぜこれほどまでにクイズやゲーム番組が多いのであろうか。クイズやゲームには競争遺伝子をくすぐる要素が潜んでおり、そのためクイズやゲームによって勝ち負けを決める仕組みのものが多い。このように競争遺伝子を刺激することで争わせ、勝ったか負けたかで一喜一憂して楽しむ番組である。知識の量を争う問題や判断力を求める問題、体力とクイズを組み合わせた問題等、このように勝つか負けるかの争うものもあれば、一定の目標値を設定して達成できるか、途中で挫折するかの争いものもある。これほどまでにして人間は、競争原理を遊びや娯楽に争いごとを組み込んでしまう。人間は仕事場から遊びの場、日常生活まで競争原理が作用する中で過ごしているのである。クイズやゲームは頭脳競争であり、ルールを設け審判員を決めて公平に扱うことで、勝負の勝ち負けを決め、不公平感がない状態で軽い競争原理を作用させことでガス抜きの役割を果たさせている。

2.代理戦争に駆り立てるテレビ番組
 テレビによるクイズやゲームの番組は、視聴者が直接参加しているわけではないから代理戦争の一種である。視聴者は好みのタレント等に乗り移って代理戦争に参加するのである。このように本人が直接参加できない場合は、人間は代理人まで仕立てて競争に参加したいのである。これもDNAに仕組まれた競争遺伝子の作用であって、随所に競争が作用する環境が整えられ、容易に参加できるように仕組まれている。人間は、如何にDNAの競争遺伝子の作用を強烈に受けているかを認識しなければならない。社会が不景気になり不安な状況下になると、社会不安というストレスが蓄積されてくるのである。このような社会になるとテレビ番組にクイズ番組が増えるそうである。社会的なガス抜きの必要性が高まるためであろう。

3.競争遺伝子のストレスをリセットする
 人間の行動は常にDNAの競争遺伝子が作用するため、通常の活動にも争い現象が頻発しているものである。それが親子兄弟姉妹の関係であろうが、夫婦間であろうが、友たちや職場の関係であろうが、その場に居合わせてすべての人間に競争原理が作用する。そのためすべての人間関係には多少なりともストレスが発生するものである。そのストレスが過剰に蓄積される前に解消するためには、気分転換というリセットボタンを押してストレスを消去することが必要である。しかし子供には気分転換の方法が未熟であり、ストレスが過剰に蓄積されてしまう場合がある。大人であってもリセットが上手な人は良いが下手な人も沢山いる。マージャンやトランプ、花札、双六、ファミコンゲーム等を利用して、現実の争いからワンクッション置いたところで、争うことがゲームによる勝ち負けの勝負である。これができないひとは、テレビのクイズ番組等の観戦による間接的参加の代理戦争に参加するのである。ストレスが過剰に蓄積するといじめの虫が異常繁殖するから注意すべきである。

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