世界の工場2の1
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/3/27(土) 11:17:19  返信も含め全削除
最新中国事情48(世界の工場中国 2の1)
技術(知的)労働者の処遇
中国にはおよそ1700の大学、学院があり、トップの北京大学、清華大学から全国的な序列が、インターネットに載っているのを見たことがある。大連でトップに位置する大連理工大学は、全国の30番目のランクの大学であった。
 その大連理工大学の卒業生は、引く手あまた、無償の日本留学を条件とするから、初任給3000元を支給するから、ぜひ我が社にと、勧誘があるそうである。
日本では、現在公表はされていないが、東大でも3割は就職につけない学生がいるそうで、早稲田、慶応などはそれ以上という。
 私の教えた大連管理学院の卒業生が、こんな事を言っていたのを思い出す。
「理工大学の日本語科の卒業生の初任給は、3000元で、就職と同時に日本留学、私たちは1500元です。日本留学はもちろん自費です。」スタートからこんな格差をつけられるのである。しかしこのような大学間の格差に伴う処遇は、中国全土に知れわたっている事実である。
アメリカのシリコンバレーのほとんどが、インドと中国の若者でしめられ、アメリカのIT産業を支えている。インドの数学教育は世界的に有名で、小学校から20までの99の暗算ができるそうで、19×19=1881と、たちどころに答えるそうであるそうである。
中国の優秀な学生たちの学習する姿勢が、日本とは全く違う。ほとんど全寮制(最近は、かなり学生数の増加で全寮制をしなくなった大学もでてきたが)アルバイトをする学生は少ないから、4年間勉学一途に明け暮れる。そのように学習に明け暮れた学生たちは、どの大学生も、コンピューターを操作できるから、職についても即戦力として会社に貢献するケースが多い。

返信する

パスワード

一覧へ戻る】 ※最新の画面を表示するには再読み込みしてください.