世界の工場 3の1
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/4/3(土) 09:20:33  返信も含め全削除
(世界の工場 3)
品質がよくなった中国製品
青泥街という大連の中心街に、大きな家電の店があった。買う気持ちもないのに、バスの時間待ちに、よくこの店をのぞいたものであった。5年前、サンヨー、松下、東芝、日立などの日本製品が、店舗の3割ほどのスペースを占め、価格も中国製品より5,6割くらい高く、合弁で造ったものとはいえ、明らかに日本製品の優位性を誇っていた。しかし2年半前の大連を離れるときには、中国製品と日本製品との価格の格差は2割くらいになっていたであろう。
 「安かろう、悪かろう」の中国製品の代名詞が、近年厳密な製品検査、管理によって、電器製品も衣料品も、一頃に比べ格段に良質になったと言われている。
たとえば粗悪な冷蔵庫を造った社員の目の前で、社長がハンマーを持ってきて、叩き壊すということもあるそうで、その社員は馘になるか、減給になるか、大変シビアな状況の下で、日々の生産活動に明け暮れる。
ユニクロの衣料品は、ほとんどが中国産であり、私もよく買ってきて愛用している。この品質検査の厳格さは、つとに知られ、NHKのテレビで放映していたのも見たことがある。

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