世界の工場4の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/4/14(水) 10:55:37  返信も含め全削除
1990年代に日本、ヨーロッパ、アメリカの自動車産業が続々と中国に工場を設けた。
なにしろ大学の先生でも、ほとんど自家用車をもてなかった国である。WTOの加盟による大幅な乗用車の価格の値下げ、13億人の中でも、高収入の人々が、続々でてくるお国柄、中国ほど魅力的な市場はない。
 本格的な量産に入った中国との合弁自動車産業
中国の国産の最高級車は「紅旗」という車である。いかにも社会主義の国らしいネーミングである。この車が私の勤務していた大学にも一台常備してあり、ときどき外国人教師として、乗せてもらった。
 トヨタは天津に天津汽車(汽車とは車のこと)との合弁で、2002年から稼働、中国専用に設計した車を生産開始、当面年間3万台、また中国最大のメーカー第一汽車との提携を進め、中高級車年間5万台、ニッサンも中国のビッグスリーの東風汽車と提携、2006年までに年間55万台の生産体制に、ダイハツも量産体制に入った。このように日本の中国における自動車の生産は、明るい見通しである。なんといっても13億の人口を抱える、中国の広い国土を、マイカーが走り出すと、事故が起きても死傷者に人が集まらず、車の損傷に群がる人の方が多い時代ではなくであろう。センターラインも何のその、ビュンビュウン飛ばすスリルもサスペンスも、もう味わうことはできなくなるであろう。

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