一人っ子政策 2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/4/19(月) 13:34:57  返信も含め全削除
小皇帝、小皇女さま
4人の祖父母、両親に育てられた一人っ子は、小皇帝、小皇女になるのは当然なのであろう。貧しくてもこの子だけには、一人前の教育をしてやろう、ピアノも英語も習わせよう、文革時代の犠牲者であった親は、子どもの成長だけを楽しみにしている人も多い。
大連のデパートの土、日に、「日本語コーナー」と「英語コーナー」という場所があり、わたしも月に一度のコーナーに足を運んだ。
英語を話す小学生が大勢来ており、実にハキハキと闊達に初級会話を楽しんでいる。「日本語コーナー」には、成人や大学生が多かったが、「英語コーナー」の半数は、小中学生であった。
家庭教師をつけている小中学生の家庭も多い。雪降る街角で、家庭教師のアルバイトを求めて、「家教、(英語、数学)」と書いた札を持って立っていた大学生もいた。
このように4人の祖父母二人の親に育てられた子どもは、我侭になりがちであるし、自己中心的であるから、協調性もない子が多くなる。
このような若者ばかりになったら国はどうなるか。国を守る兵隊は出てくるのか(中国は徴兵制ではない)。「一人っ子政策」を開始して四半世紀たった現在、その見直しが検討されている。今検討されているのは「一人っ子政策」を2005年頃に緩和していき、2010年頃には徐々に「二人っ子」に転換していこうという政策らしい。
中国も急速に高齢化社会を迎えた。一人っ子が高齢者の社会保障制度を維持していくのは至難のことではない。さまざまの問題を抱えて21世紀初頭を迎えた。

返信する

パスワード

一覧へ戻る】 ※最新の画面を表示するには再読み込みしてください.