日本文化 (映像編 2)
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/4/26(月) 09:57:30  返信も含め全削除
日本のトレンディドラマは、日本人として、恥ずかしい場面が多かったけれども、その他の映画
の大部分は安心してみることが出来た。
中国人に共感を与える日本の映画は、アニメ一つとっても、欧米人にない日本人の「相手を思いやる心情」「人情の細やかさ、人情の機微」などが共感を呼ぶ大きなフアクターになっているのではなかろうか。
あるとき「二十四の瞳」と「寅さん」と「釣りバカ日記」の3本を見せて、その感想を書かせ
たことがあった。圧倒的に感動を与えたのは「二十四の瞳」であった。私はもう50年前に見た
映画であり、そのときは流れる涙を人に知られないように苦労したが、今回学生達と一緒に見て
も、50年目の感動は蘇ってこなかった。
「寅さん」は面白い台詞だけど、「釣りバカ日記」は台詞のテンポが速く、内容もバカバカしい
という感想であった。中国人の文化や伝統はこのような短小軽薄ではない、重厚遠大であるとい
う自負心が強い。
中国人、中国の学生が「おしん」「一杯のかけそば」「二十四の瞳」に感動した。その共通す
るものは、貧しさの中で、肩寄せ合って生きていく家族、逆境の中で逞しく生きていく人間像に共感したからではなかろうか。

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