食材あれこれ (犬料理)
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/5/13(木) 11:04:50  返信も含め全削除
「犬の美味しい季節になりました」
大連水産学院当時、朝鮮族(日本ではこの言葉は禁句であるが、中国では何ら違和感なく使われている)の学生が、秋も深まり木枯らしに吹き始めた宵の口であった。
「先生、犬の美味しい季節になりました。一緒に食べにいきましょう」と一瞬ギョとする言葉に、チワワ、スピッツの可愛いい子犬の姿が頭を過ぎる。ゴールデンレッドリバーのような、大型犬は浮かばない。
一瞬あの子犬を食うのかと、しどろもどろしていると、「先生行くんですか、行かないんですか」とたたみかけてくる。「もちろん行くよ」と朝鮮族の学生二人と、犬料理専門店の戸を開けた。
 「アア鍋がいいな」と、さも経験のあるような顔で「狗肉鍋3人前」と注文した。鍋料理しかないと思っていたが・・・。
やがてフツフツと滾る鍋の中に、豆腐、白菜、香菜などの中にぷかぷかと、犬の肉らしい黒ずんだ塊が見える。ああこれが狗肉鍋か、口にほおばると、なんともいえぬ美味、たちまち美味しいものを口にした豊かな気分になった。ああこれはいける。熊も鹿も日本では食べたが、犬はまだであった。
日本では犬肉を食する習慣はないが、その昔は食していたのではなかろうか。五代将軍綱吉の時代に禁止されたのか、もし当時犬肉を食したら、市中引き回しの上、獄門打ち首、になったであろう。(最近聞いた言葉です)

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