西安の旅2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/6/28(月) 10:54:22  返信も含め全削除
ホテルの朝の風景と、あるベルギー人のおじいさん

シルクロードの出発点、かつて長安と呼ばれた時代の面影を、しっかり留めているこの西安には、国内はもちろん、海外からの旅行者であふれるような賑わいである。
全国中耳炎学会の看板があったから、年輩のお医者さんらしい風貌の人たちが多かた。
ホテルのロビーで半ズボンの元気の良さそうな外国人に出会ったので、聞いてみた。
「どこからですか?」   「ベルギーだ」
「中国へは何回くらい?」 「26回だね」
「お年を聞いていいですか」 「76だよ」
「どうしてそんなに中国が好いんですか」 「女の子だよ」
girlの返答であり、womanとは言わなかった。凄いじいさんもいるもんだ。朝から毒気を抜かれて、これから日本人の心意気を示すためにも、テーブルに着いてからしっかり腹に詰め込んだ。
食事はどこもバイキングであり、パン食、米飯に粥がついていたが、中国人の常食のマントウはなかったし、麺類もなかった。しかし豊富な果物があり、ジュース、コーヒー、ミルク、中国茶などは、どのホテルも飲み放題であった。
西安では日本企業との合弁会社が少ないのは、港から離れているため、輸送コストが嵩むからだという。技術開発の部門、特に軍需産業、人工衛星などの開発研究が盛んであるという。
3年前家内とこの地を訪れて、同じようなコースを回ったが、あのときに比べ、驚くように環境の整備がされていた。3年前には空港はずいぶんゴミが散乱していたが、いまでは、いつも清掃する人がおり、どの空港も清潔そのものであったし、観光地もよく整備されていた。見違えるような変貌ぶりである。

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