回想中国15の2(岡田さんの将来展望)
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 05/8/24(水) 06:39:58  返信も含め全削除
岡田さんの大連での生活展望
 新居を構えた彼の大連での事業の展望が、われわれ教員畑の人間と違い、やはりスケールが違う。コンピューター関連の部門では、若い中国人を社長にして、ソフト作りに乗り出した。若い社長は大連でも名門の大連理工大学卒業の、日本語ペラペラの俊秀であり、私も一度会ったけれど、目から鼻に抜ける切れ者という感じである。
 また不動産部門では、やはり中国人を副社長にして、岡田さんの家の宿泊のお世話から、中国の不動産の物件の周旋を引き受けているし、大連・旅順の観光、ゴルフツアーなどや玉(ギョク)の注文製作も引き受けている。
 おそらく10年くらいはこの大連で事業を続けることであろう。定年過ぎてもひとり中国で、そのような世界に挑戦する岡田さんに、熱烈なエールをおくりたい。
 外国に住んでいると、自分の視野が狭小であったことに気がつく。視野の狭い人間は精神の狭隘を生み、些細なことにも拘泥する人間になりがちである。ひとり中国の大連で、事業を展開しようとしている岡田さんには、そのような翳は微塵も感じられない。彼の仕事が日中のひとつの掛け橋になっていくことは間違い無い。
 その後岡田さんが心臓疾患で大連に入院、急遽日本に帰ってきて手術をした。
しかし回復が早く、大連の近郊の山を登山したとのメールが来てホットしているこの頃である。

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