回想中国16の2(大連動物園2)
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 05/9/4(日) 08:27:08  返信も含め全削除
自分の子どもに食事もあたえず、栄養失調で死なせたり、幼い子を折檻して死に至らしめて、犬畜生にも劣る行為が続いている昨今、この虎と犬の光景はまさに感動的であった。
この大連動物園の虎を育てた犬の話は大変有名で、客寄せのスポットになっているようであった。あれからもう5年、あの犬と虎はどうしているであろう。

大連市は、当時(2000年)、人口およそ530万、中国では中規模の都会であったが、沿海の国際都市として、その美しい景観を保つために、大連政府の環境保全としての、芝の養生、樹木の移植保全、草花の植え替え保全は、一年中その作業が続けられていた。
なにしろ降雨量が中国全地域平均の3割程度しかないから、真夏の炎天下、焼けつくような日差しの中でも、芝生に水をまき、草花を枯らさないような配慮は見事なものであった。
長江以北の水不足は深刻、草地は枯れ、砂漠化が広がり、ゴビの砂漠の果てからもあの黄砂が札幌まで飛んでくるが、春先の北京などは目も開けていられないほどの黄砂が舞うこともある。
この大連にもう一つ動物園がつくられた。この第一動物園に山を隔てて隣接する、第二動物園が完成したのが2000年秋であった。ライオン、虎が放し飼いになっている。シマウマもキリンも放し飼い、まるでサハリだ。

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