男たちの大和とその時代 5の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 06/8/15(火) 07:01:05  返信も含め全削除
映画の中で、印象に残った一つとして、長嶋一茂が演じた臼淵大尉曰く、「日本は進歩ということを忘れ精神主義を重んじ過ぎた。・・・日本が救われるには、敗れて目覚める。それ以外日本が救われる道はない」と言っていた部分があります。
これは、今の自分の周り、取り巻く社会や自分の会社や組織などを見てみても何か目覚めていない部分、進歩していない部分が非常に多いのではないかと思います。これは日本人の特質なのでしょうか?」   (彼のメールの抜粋です)
  
 このメールの最後に書かれている長嶋一茂の演じた大尉の言葉が、全編を通じての多くの台詞の中で、傾聴に値した。やみくもに軍国主義、わけても精神主義を貫き通す軍隊の組織のありかたに、批判した原作者や、佐藤純弥監督の熱い思いの顕れであろう。渡哲也演じる連合艦隊長には、空軍からの援護射撃もない、大和は沖縄へ片道切符の油しかない現状に、すっかりこの敗戦を悟りきっていた。その中で長嶋一茂の放つ大尉の言葉は貴重であった。

★ 一口メモ     大学生の学徒出陣
 戦前までは大学生は兵役を免除されていたが、太平洋戦争後、下級指揮官の不足に悩み、大学生がその対象になった。
昭和18年の10月21日、雨の神宮学園で出陣学徒壮行会が盛大に行われた。77大学からの学生、東条英機首相はじめ65、000人の見守るなかで、行進が行われた。学徒出陣の総数の正確な記録はない。陸軍八万、海軍二万といわれている。

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