日本の旅とその歴史の背景 4(知床2)の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 08/5/26(月) 10:11:41  返信も含め全削除
オホーツ海の豊かな海産物と動植物
オホーツク沿岸には豊かな海の資源がある。雄武の毛蟹も、11月の海にチラチラ雪が舞う頃、鮭と鱒の混血のメジカなども、まさに逸品であろう。鮭の中でも何千匹に一本しか獲れないという鮭児(ケイジ)というのも、斜里の漁港で拝見した。5,6万円もする鮭児(ケイジ)さまは、どこにどう流れていくのであろう。毛蟹やタラバに比べれば、ズワイ蟹は、味が落ちると思っていたが、とりたてのズワイの味は、毛蟹となんら遜色がない。じつに旨かった。食料は新鮮なものに限るが、古いほうが価値のあるものが多い。たとえば古女房も。
1昨年(2006年)の斜里高校同期会の折、斜里の港で鮭の雌雄の判別と、高級魚とブナ(河川に入った鮭)の選別をみた。新しい事実としては、中国に輸出する鮭が大幅に増えたということであった。なにしろ13億の人口の内、富裕層が3000万人とも4000万人とも言われている。この膨大な富裕層が、マグロ、鮭などの高級魚を食べ出した。大トロなどは年金生活者には、滅多に口に出来なくなった。

 日本の最大の野生動物ヒグマは、知床半島に、もっとも多く棲んでいる。番屋に住む人たちには、熊は同居人みたいなもの、人間が熊より格上であるという態度を示さなければ、共存は出来ない。ツチクジラ、ゴマフアザラシ、エゾシカ、オジロワシ、シマフクロウ、オオワシ、などの野生動物と猛禽類、そして92の水系に28種類の淡水魚が確認されている。まさに自然の宝庫である。

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