長崎2の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 08/12/13(土) 14:19:17  返信も含め全削除
今日から新たに岩見沢の佐藤さん一家、五人が仲間入りして総勢一八人。佐藤さん一家には90才になるお婆ちゃんを連れている。佐藤氏は長女のご主人、三人姉妹はともに美形、いっそうバスの中に彩りを添え始めた。なんといっても九〇才のお婆ちゃんが元気である。柔和な顔立ちに若かりし頃の美しさを今に伝え、いつも静かに目元が笑っている。自分は九〇才までは生きることは出来なくても、このような晩年を迎えたいものである。

有明海の諫早干拓のあれこれ
ガイド嬢は有明海を指さしながら、諫早干拓の事業の顛末を話している。見事な説明である。該博な知識、正確な年月を織り交ぜながら、干拓事業の強引なやり方を解説してくれる。絶妙な間の取り方で。
「諫早干拓事業の計画は昭和六一年に決定しました。営農計画では野菜の葉物、アスパラ、いちご、酪農などの計画がありましたが、一番の問題は海苔を作っていた漁民の大被害です。みなさんもムツゴロウが死んでいく姿も見たでしょう。外洋と干拓地を仕切る鉄の扉が一斉に降ろされるテレビの画面を見たでしょう」
 たしかに見た。鉄扉が次々に降ろされて外洋と遮断された。
その後の漁民のノリの養殖、獲れていた二枚貝なども獲れなくなった。ノリの養殖家にとっては史上最悪になり、福岡県の有明海沿岸で現地調査が行われた。
その結果福岡県有明海漁連では、諫早湾の干拓事業の廃止を申し入れて、宝の海を取り戻してほしいと懇願した。しかし聞き入れないまま、そのままの事業が続いている。
「諫早干拓119億円がフイに という会計検査院の報告もあった。
「宝の海をとりもどせ。やめさせるしかない。もうお手上げだ。首を吊るしかない」激減したノリの生産に、諫早湾の漁民の声は、どのように政治家に届いているのであろう。使われもしない港湾にボウフラも湧いている所もある。そうして住民を苦しめるのが政治というものであろうか。

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