日本の旅とその歴史の背景 27(かささぎと「海峡」と)
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 08/12/22(月) 11:36:49  返信も含め全削除
日本の旅とその歴史の背景 27(かささぎと「海峡」と)
カササギはカラスであったか
福岡からバスで長崎に向かうときであったろうか、バスの上を飛び、木々の上に巣を作るトリのことが話題になった。
「みなさん、カラスは黒い、黒いと決まっていますが、ここには白と黒のカラスがいるのです。」と耳慣れない声に思わずガイドさんの指す手の先を見た。
白と黒の尾の長い鳥が飛んでいる。かささぎである。初めて目にするかささぎ。

去年の11月頃、NHKの土曜ドラマ「海峡」を思い出した。ジュームス三木の脚本によるドラマであった。アンコールで放映されたが、あれほど印象深いドラマも珍しい。日本が昭和10年から45年の終戦まで朝鮮を植民地としていた時代の話であった。両親を彼の地で亡くした若い女性が、真剣に恋をした日本の男性は、実は朝鮮人であった。
朝鮮人として日本軍に徴用され敗戦を迎える。悲劇はそこから始まる。
昭和20年8月15日以降の中国で、朝鮮で、そのほか世界中に住んでいた日本人が、どのような行動をとらなければならなかったか。

帰国できないまま彼の地で果てた日本人の数も正確にはわからない。その「海峡」のドラマに歌われていたのは、さだまさし作詞の「海峡」であった。

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