日本の旅とその歴史の背景 27(かささぎと「海峡」と)
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 08/12/22(月) 11:39:51  返信も含め全削除
生きることはすれ違うことだと 解っていたけれど
夢の多くは叶わないものだと 気づいていたけれど
海を韓紅花に染めて沈む夕日 見つめて懐かしむ日々
星空にはカササギが精一杯羽を広げた
織り姫と彦星の海峡に橋を架けた
あの日あの橋を渡れたら あなたの場所に辿り着けるだろうか
憧れ憧れて憧れた あなたを想いながら 諦めて諦めた 

カササギは多くは韓国に住むカラス科の鳥だという。利口だが人間には嫌われるカラスにもこのような雅な姿のカラスがいたのだ。
福岡空港から釜山までは、羽田へ行くより近い。北九州市と姉妹都市である大連も一飛びである。
詩の中に詠まれている言葉には、愛しながらも別れなければならなかった、日本人女性と韓国の男性の国籍の違いの悲恋が描かれている。最近見たNHKのドラマとしては出色の内容であった。

先日、昭和史研究家の泰斗の保阪正康氏の講演会に参加した。2日間の講演会であったが、大学生が多く参加していたのに意を強くした。
 その時の保阪氏の話
「日本人の50才の女性弁護士が、ヨーロッパへの機中で、日本語を流暢に話す韓国人と隣り合わせになった。あまりに上手な日本語なので、「お上手な日本語ですね、何処で習ったのですか」「韓国です。日本人に教えられたのです、ズーと長い間」「ああそんな歴史があったのですか」弁護士をしている女性の反応である。
50歳の弁護士をしている日本女性が、朝鮮の植民地時代を全く知らなかった。

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