日本の旅とその歴史の背景 28(平家の落人の里)の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 09/1/6(火) 05:40:28  返信も含め全削除

ヒエツキ節は逢い引きの歌

ヒエツキ節で有名な椎葉は、高千穂から山越えして18里の隣村、ここは女の里として名高いところ、高千穂のオトコ衆は椎葉の女を見初めると、往復36里の山道も物ともせず通い詰めるのは、今も昔も変わらぬと言う。ただしかけっこで山道を往復するのはどうやら昔の話、いまではマイカーという便利な交通手段がある。
それだけ椎葉には平家落人の末裔の美形が揃っているのであろうか。
その昔36里の山道を往復するとなると、とうぜん体力勝負、へなへな男には椎葉の女を見初めても、叶わぬ恋の曼珠沙華であったろう。ヒエツキ節は哀調切々だが、なにかおおらかなロマンが漂う話である。
36里のマラソンデートの風習が消えてしまったが、山で暮らす人々のおおらかさが窺えてほのぼのとする。

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