モンゴルの大草原にて4の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 10/9/14(火) 06:24:50  返信も含め全削除
中国の北辺には、いつも強敵がいた。つねにそれとの戦いに明け暮れていた歴史があり、万里の長城の修復も、始皇帝から漢の武帝に引き継がれていったが、北辺からの強敵の侵入は限りなく続いていた。
彼らは隙さえあれば、征服の手をやめることはなかった。負けることもなかった。
どうして負けなかったのか。その戦列の組み方、恐怖の与え方など、大帝国を造るためのノウハウを、おいおい述べていくことにする。

ただ2回だけ失敗したことがあった。それは日本の博多湾襲来のときの、「神風が吹いた」と我々日本人は教え込まれた、「元寇襲来」である。たまたま台風の時と重なったのと、不慣れな海上での戦闘であった。
もう一つは基本方針に違反したエジプト遠征である。この二つ以外は、すべて成功し広大なる領地を獲得し、世界中を席巻したと言われていた。もちろんアメリカもアフリカにも浸食することは出来なかったが、当時の世界地図を眺めると、元の国一色に塗りつぶされているように思える。

 ジンギス・ハンの死去の時、後継者選びなどで、多少のつまづきはあったにせよ、孫の時代のフビライの13世紀には、モンゴル帝国は無敵・無限の超大国になっていった。

返信する

パスワード

一覧へ戻る】 ※最新の画面を表示するには再読み込みしてください.