| 新規投稿者 三木伸哉
 投稿日 10/10/15(金) 15:06:02
 返信も含め全削除 太平洋戦争でマスコミのデタラメさがその極に達するが、正岡子規が念願かない、戦地の従軍記者になって戦地に着いたときに、あまりにもひどい日本の兵隊の横暴な振る舞いに子規は、病身をふるわせて上官に抗議するが、上官からたしなめられる。
 「おまはんは、何のために戦地に来たのじゃ、日本の兵隊の活躍を書きに来たのじゃろう、この子の親は日本の兵隊さん有り難う、といってるんじゃ」
 
 森林太郎(森鴎外)が子規と話している場面が印象的であった。
 「君の俳句すばらしいね。
 「亡き人の むくろを隠せ 春の草」まさに写生の句です。
 私は従軍の医者としてここに来ているが、もう8000人の日本兵を殺してしまった。そのうち病死が3割以上、脚気が一番多く、医者として申し訳ない、戦わずして死んでいくのだから」と寂しげに語る。
 
 日本が日清戦争で獲得した内容は作品にも映像にも詳しく書いてはいない。おおざっぱに言うと
 1,        賠償金2億両(3億円、当時の清朝の国家予算の3倍)
 2,        台湾、朝鮮半島の割譲(植民地化する)
 3,        南京条約21箇条(中国にとっては国辱的な内容であった)
 等が主なモノであったが、この賠償金ほか台湾、朝鮮の割譲が日本をますます増長させて、夜郎自大な国になっていった。
 
 
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