旅順からの「坂の上の雲」29
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 11/1/24(月) 06:01:16  返信も含め全削除
旅順からの「坂の上の雲」29
あまりにも違いすぎる日本人の対中国、韓国感
日清、日露戦争の体験者はほとんど死に絶え、太平洋戦争に従軍した兵士、原爆の罹災者も残り少なくなった。あの悲惨の戦争体験者の語り部もごく僅かな時代になってきた。中学校でも高等学校でも世界史や日本史の現代史に日本の負の部分に関わる内容については、できるだけ触れないという。
 大学入試のセンター試験には、太平洋戦争の負け軍の惨めさを、カリキュラムにあっても教えていないから出題しないという。現代史を知らない若者の大量生産、そんな日本を背負う若者が、これからの東南アジアの国々と手を携えてやっていけるのであろうか。歴史の実態を知らない若い世代があまりにも多すぎる。

中国関係で、昨年問題になったのは中国の「毒餃子事件」であった。NHKも民放も、全てのマスコミは、この問題をおおきく取り上げて、「ケシカラン」と囂々たる批判をしていたものであった。私はこの事件で「人が死んだのか、何日も入院して、取り返しのつかない体になったのであろうか」
ただ中国政府の、「中国側に非はなかった、日本の国内で毒を注入されたのではないか」という傲慢な見解発表が有ったのも事実であるし、その中国政府の記者会見に憤慨したのであった。

返信 1 三木伸哉  投稿日 11/1/24(月) 06:02:34  削除
わたしは最初から、こんな死者も出ていない事件を騒ぎ立てる事がおかしい。針小棒大に「中国はケシカラン」という国民感情を醸し出すことこそ、今後の日中中関係にヒビが入るのではなかろうかと心配した。
昭和の時代から日本帝国軍隊は、海外でどれほどの外国人を殺してきたか、その実数は把握されていないが、おおよそ1000万人以上というのが定説。
日本の軍人の戦死者は230万人、民間人は80万人、合計310万人がこの太平洋戦争の犠牲者であるが外国人は1000万人以上が日本軍に殺された。
中には2000万人と書かれている本もあった。

日本の教科書ではどのような記述があるかと調べてみた。歴史の教科書検定は、家永裁判で国が勝訴して以来、国に不利になるような記述は通らなくなった。その検定を通ってきた最近の教科書には、太平洋戦争で亡くなった日本人のおおよその数は310万人と書かれており、日本軍のために亡くなった外国人はそれ以上と言われていると言う描き方に留まっていた。

「国家は敗戦によっては滅びない。国民が国家の魂を失ったときに滅びる」と語ったのは、ドイツの政治家、ビスマルクであった。司馬遼太郎はなぜこの本を書いたのか、彼の心中には上記のビスマルクの言葉に似た心境があったのでは無かろうか。最後に司馬遼太郎の心の裡を探りたい。

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