回想中国 13「大連森林動物園」
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 11/4/18(月) 11:13:25  返信も含め全削除
回想中国 13「大連森林動物園」
大連にもう一つ「野生放養園」
この動物園が完成したのは2001年であった。前回紹介した動物園に山を隔てて隣接している動物園。野生動物の放し飼いである。「野生放養園」が中国名。この動物園を訪れたのは、南京の30度近い土地から帰ってきた翌日、半袖を着ているのは私一人。別に伊達男でも、いいふりこきでもない。北海道人にとっては、大連の20度の気温は長袖には暑すぎた。
 
さてどのくらいの野生動物が放し飼いになっているのであろう。虎、ライオン、豹などの猛獣から、その餌になるようなシマウマ、カンガルー、猿など霊長類、ラクダなどなど、ざっと見渡しても1000頭はくだらない。
 管理人のような人に聞いてみた。「どのくらいの動物がいるのですか」
「さあ、何匹いるのでしょうね。私にも分かりません」といういかにも大陸的な返答、パンフレットにも、その数は書かれていない。差不同(チャブドウ)の世界である。毎日のように数に変更があるのかもしれない。
 
長蛇の列の後に、親子ともどもお付き合いをしている女子学生と、バスに乗り込んだ。30人乗りのバスが10台くらい園内に列をなして回り始めた。
はじめこの動物園にこれらの動物がサハラ砂漠のように、すべて放し飼いになって弱肉強食の世界が展開されるのかと、一瞬頭に過ぎるものが、そうではなかった。
猛獣類のコーナーは、ライオン、トラ、豹がそれぞれ別の柵に放し飼いにされ、彼らの親密な交流はできない施設になっていた。
ライオンの柵のなかでは、雄ライオンが腹を天空に晒して、仰向けで迎えてくれた。まことに失礼極まる態度である。百獣の王らしく凛々しいたてがみを靡かせて、あの雄叫びを見せてくれればいいのに、その片鱗すらない。

返信 1 三木伸哉  投稿日 11/4/18(月) 11:14:12  削除
中国雑技団の演技
中国雑技団の演技の素晴らしい。上海で見た時は約2時間、息もつかせぬスリルの連続、圧巻は直径10メートルほどの球状のなかに6台のオートバイが駆けめぐるというものであった。もしスピード、ハンドルさばきの手元が狂えば、一瞬にして修羅場、6人の死傷者が出ることは必定であろう。
 しかしこのような危険きわまりないサーカスを生業とする若者は大勢いるのである。命と引き替えに多額な報酬があたえられる。人口13億、次から次とやってくる希望者にテストをしてから訓練するのであろう。
 この日見たのは、筋肉隆々たる8等身美人、目鼻立ちのハッキリした美人が、足に90キロの樽を載せる。屈強な男性が6人がかりで女性の足にのせた。
筋肉隆々たる8等身美人は回転をはじめた。脚、腰、腹筋などの筋肉を総動員して回転させた。しかしそれはほんの一瞬、それから100キロはあると思われる太っちょの男を、樽に中にいれた。およそ200キロ。回転し始めた。女性の傍らに6人の男性が、一瞬たりとも目を離すまいと、その回転する瓶を見守っていた。足下が狂えば、アリバイ無き殺人事件になりかねない。

返信する

パスワード

一覧へ戻る】 ※最新の画面を表示するには再読み込みしてください.