回想中国 17「私立学校からの誘い2」
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 11/5/16(月) 10:29:25  返信も含め全削除
回想中国 17「私立学校からの誘い2」

中国では、時にはケンカが始まったと思われるような甲高い声女性の声が聞こえる。
大連美人が目をつり上げて喋る様相は、ああケンカが始まったと錯覚するような雰囲気に出くわすことが多い。しかしそうではない。そんな雰囲気を漂わすだけであった。

清朝時代まではこのような女性は少なかったという。中国人民共和国の発足(1949年)の時から、毛沢東は女性の職場進出、共働きを奨励した。そうでもしなければ家庭経済が成り立たないのであろう。大連水産学院の教授とその奥さんの医師は、ともに国家公務員であり、
給料は同額の1000元(15000円)であった。10年後の今ではかなり待遇改善がされたが。

日本をしばらく離れると、日本の国が、日本人の国民性がどうであるかが分かると言われるが、まさにそうであった。
地下鉄の中では誰一人として話をしていない。もともと日本人は内向きで、寡黙な国民性であるといわれている。そうなのであろう。
バスに乗って久しぶりに日本の小学生に出合ったので、いろいろ学校のことやら、これから総合学習でオリエンテーリングに出かけるというので興味があるから、いろいろ尋ねてみた。

返信 1 三木伸哉  投稿日 11/5/16(月) 10:30:28  削除
そうすると10分も経たないうちに、その日本人小学生がこういった。
「おじさん、少し黙ってて!」なんということを言うのであろう。かわいい小学生に言葉も掛けられない。

わずか1週間の滞在であったから、私立学校の李理事長に頼まれた、教材教具、日本紹介のポスターを収集にでかけた。
日本の各都市の紹介は、やはり札幌市役所の広報のセクションが、親切にお世話をしてくれた。「大連市の学校で、日本の各都市の観光案内を出来るポスターが欲しいのです。」

やはり日本人の応対は懇切をきわめ、すがすがしく感じられた。
各都道府県を紹介するポスターを10枚ほどいただいた。そして日本語教育に必要な教材を、札幌市の紀伊国屋、富貴堂などで買い求めて新学期から始まる日本語教育の準備に胸熱くなる思いであった。

リユックに詰め込んで、また1週間後、新千歳から瀋陽への飛行機に乗った。そのときは新しい職場での生活に胸躍る思いであったの

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