中国のいま、最新事情 11no1
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 12/5/1(火) 10:06:13  返信も含め全削除
中国のいま、最新事情 11
民衆の暴動が多発した昨年(2011年)
貧富の差が世界一と言えば中国であろう。一握りの(約3か4%)といっても13億5000万人の3%としても、4000万人を軽く越してしまう。
富裕層、貧困層、極貧層の3極に分化された、人民の怒りは各地に暴動を起こしている。

浙江省や広東省は経済特区として急激に発展を遂げた地域である。数百人の労働者が賃金の未払いに抗議してはげしいデモを行った。デモはたちどころに取締りの対象になるお国柄、警官隊と衝突して多数の負傷者が出た。日本企業がターゲットになるのは、歴史問題が絡んでいるからであろう。

日本人なら、「いまさらまた歴史問題を引き合いに出すのか」と訝るが、日本人がこの中国でしてきたことは、半端なものではなかった。
「歴史は勝者の側から語られる」「害を加えたものは忘れがちだが、やられたものは忘れない。その惨禍が大きければ大きいほど、忘れない」という言葉はいつの世も変わらないであろう。


返信 1 三木伸哉  投稿日 12/5/1(火) 10:06:55  削除
日本に伝わってくるのは、まさに氷山の一角であり、全容をつかみきれない。昨年の12月だけでも、北京や上海などの大都市を含む10数箇所で、ストが頻発した。
土地の収用に抗議しての衝突事件である。土地はすべて国家の管理であるから、今まで住んでいた住宅を除去したり、国家や地方政府の都合によって、住民を追い出してしまうことは、日常茶飯である。このような事件を「群体性事件」と呼んでいる。

この群体性事件は、2010年は10万件、昨年度の2011年には2万件増えて12万件に膨れ上がった。国が管理している情報網だけではない。インターネット人口5億人、ツイッター人口2億人は、どんなに取り締まっても歯止めのきかない世の中になってきた。
台湾の民主的な選挙の風景を、溜息洩らしながら羨ましくサイトで眺めている中国人である。台湾総統は馬英九が選出され、中国政府は、「やれやれ」と胸をなでおろしているが、台湾は輸出額の5割近くを中国に依存している。

中国の経済の陰りの元凶は、もともとアメリカ発のものであったが、ヨーロッパ危機が直接の原因と言われている。ヨーロッパの国債を買いこんでいるし、ヨーロッパ向けの輸出がガタ落ち、不動産は落ち込み、なけなしの金で買いこんだ不動産も、加速度をつけて値下がりしている。最近(2012年1月)のNHKの放送も民法も、新聞各社も中国の経済の減速を驚異の眼差しで報じている。
さあ中国経済はどこへ行くのであろう。日本は中国経済に依存している率は大きい。世界中がおかしくなってきた。

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