中国のいま、最新事情 16no1
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 12/9/13(木) 09:23:25  返信も含め全削除
中国のいま、最新事情 16
格差は広がるばかり、毛沢東時代への回帰運動も

不動産バブルの崩壊とともに、地方の共産党の幹部の農民の生活の疲弊に、さらに追い打ちをかけていくような事例がわかってきている。
かつて農民が8割であったのが、次第に農民では生活できなくなった人たちが大都会の周辺に仮の住まいを作りながら生活している。農民人口は5割に低下した。食糧も自給自足できなくなった農民たちはどのように生き永らえていくのであろう。        
地方役人は、農地を買いたたき(国家から貸与されている農地を)農業で食えなくなった人たちが農民工として大都会の周辺に居住していく。

日本でも島原の乱では37,000人が島原の「原城」に籠城し、徳川の12万人の兵士を迎え撃った。徳川の兵士はおよそ1割の1万2千人が死亡、籠城した兵士は全滅した。それ以来大戦でどれほどの民を殺し、国の安定を図ることが難しくなったかを知った徳川幕府は、それ以降大掛かりな戦争を避けてきた。
日本の歴史にも大掛かりな農民の蜂起は数えきれない。しかしおしなべて日本の人民はお上に従ってきた。その国民性が今でも脈々と流れている。

返信 1 三木伸哉  投稿日 12/9/13(木) 09:24:06  削除
中国の農民の堪忍袋の緒が切れはじめた。中国語では「忍耐的極限忍無可忍」と表現されるようである。我慢に我慢を重ねてきたが、もうその忍耐も極限まで来たという内容であろう。

そしてお隣の北朝鮮の政情不安定もある。金生日の急死以来、北朝鮮からの脱北者が中国へなだれ込んでいるという。実際にこの目で確かめてきたが、中国側に逃げようとしたら婦女子の脱北者には目をつむっているようである。「一歩跨ぎ」という川幅は2メートルほどしかない。
脱北者の急増、軍事クーデターなどが起きたら、ボンボンの3男坊には手に負えなくなるであろう。アメリカとの交渉が注目されている。

北京の郊外では毛沢東の回帰への集会が開かれているという
参会者は手に手に、あの毛沢東語録をもち、50年以上前の毛沢東時代の服装で、ローソクを灯した中で、毛主席の遺蹟をしのんでいるという。
ごく普通の階層の人たちが、このような集会を開いて毛沢東をしのぶということは、改革開放から30年以上経過したこの腐敗した祖国の前途を憂い、もう一度あの時代の建国の精神に戻ろうという意味なのであろうか。
集まった人たちから革命歌が合唱されて、毛沢東語録を復唱している姿は、2000万にもの餓死者を生み出し、全く自由がなかった時代に戻りたいのであろうか。

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