中国のいま、最新事情 20(完
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 12/9/24(月) 09:08:56  返信も含め全削除
中国のいま、最新事情 20(完)
江沢民が裏で糸ひく、軍幹部の抜擢

重慶市長の薄氏が突然解任されて、権力闘争が、いちだんと激しくなった。彼がまだ大連市長の当時、広大な人民広場の片隅から、彼の雄姿を眺めていたものであった。
「ああこの人がいずれ中央政権の一翼を担うポジションに着くであろう」と、言われていたし、そのような人物にも見えた。しかし落日はあまりにも早かった。

中央政府からまだ詳細の報道はないが、妻がイギリス人の殺害に加わっていたとあっては、旦那に累が及ばないわけにはいかない。そこで登場したのが江沢民である。
日本の年配の方々なら、TVに写ったあの国民服、日本の要人との会見では、すぐ歴史問題に言及した。彼自身、日中戦争に参加しており、足に受けた日本軍の弾痕の痛さがイマも残るという。
まさにその恨みは骨髄に達しているのであろう。最も反日思想の政治家である。彼の来日いらい、鎮まりかけていた日中の歴史問題も、ふたたびくすぶり始めた。

江沢民は軍部の自分の影響力を維持するために、さまざまな人事の糸を操っているという。
薄氏の後任に抜擢されたのは、除才厚氏である。中央軍事委員会の副主席に抜擢されたが、胡錦濤主席にとっては、意に沿わぬ人事である。除才厚氏はもう六八歳であるから、秋の大会では引退するとみられていた。今度の主席、周近平氏も、江沢民を後ろ盾にしていた人物であるから、いったいどうなるのであろう。

返信 1 三木伸哉  投稿日 12/9/24(月) 09:09:28  削除
張近平総書記の誕生は何をもたらすか
2012年は、世界の大国の大統領、総書記、首相が変わる年である。アメリカのオバマ大統領の去就が一番気になる。ロシア、フランス、中国などの大国のトップの交代の年である。日本は1年ごとに交代するが、世界から注目されることもない
中国は5年に一度であるが、胡錦濤は2期務め、後任はもう張近平と決まっている。
新しい中国の誕生から、毛沢東を初めとして、ケ小平、江沢民、胡錦濤体制の後、やがて
習近平に委譲される。

先日日本を訪問し、天皇にも拝謁したが、にこやかな笑みをたたえ、古来中国の大人の風貌で接していた姿は、江沢民の印象とは全く違っていた。
しかし21世紀のこの時代、グローバル化がすすみ、情報が世界を駆け巡る時代、いかに中国共産党といえども、自国の政府にとって不利なことを隠蔽しようにも、それができなくなった時代になった。温家宝首相が。小さな村の村長選挙を絶賛していたのは、単なるポーズだけではないであろう。いつの日かこの中国にも民主的な選挙によって、主席が選ばれる日がくることを願っているようにも思えた。(完)



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