返信 5 三木伸哉
投稿日 13/12/13(金) 11:31:19
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15年前の旅順の街角のあちこちに銃口が見えた。「革命は銃口から」を合い言葉にしていた毛沢東であったが、毛沢東自身もまさか、人民解放軍の幹部が賄賂、汚職の巣になっているとは思わなかったであろう。一人っ子の親たちは息子の就職にあたって、まずあまりきつくない仕事に就かせてほしい。軍隊でその後の人生に役立つような仕事に就かせてくれと懇願する。もちろん、ただでは無い。賄賂の横行である。
お国のために「天皇陛下バンザイ」と散っていった立派な心がけの若者は、いないようである。56の民族の集団というのは、日本人には理解できないであろう。とくに辺境に追いやられている、チベット、新疆ウイグル、内モンゴルの若者達は、一番冷や飯を食わされているようである。そして寒村の貧しい子たちは、口利きもしてもらえないから、10年ほどの年季奉公が終われば、実戦訓練ずみの鉄砲を手にして、強盗団に早変わりしてしまう例も多いという。人民解放軍にいた恨み辛みの捨て所になる。
アメリカの海兵隊も同じような末路を辿っている若者が多い。心を病んだ若者が一人森の中深く入り、最期を遂げる。我々の世代は戦争の悲惨さを身にしみて覚えているから国防軍と聞いただけでも身の毛がよだつ。日本人から戦争の惨禍を知らない人たちが増えていく。
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