習近平からの中国 9
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 13/12/18(水) 04:22:11  返信も含め全削除
習近平からの中国 9
中国の反原発運動は広がるのか
中央図書館の3階で、中国の新疆ウイグルからきた若い女性の講演会に参加したことがあった。北大の留学生(およそ700人)の一人であった。その折の質問コーナーで、私は、「中国の新疆ウイグルで、原爆の核実験の場所にされて、何千人も死んでいるというハナシですが、そのような実態をご存じでしょうか」と聞いてみた。

しかし彼女は、「私のふるさと中国の新疆ウイグルで、そのような原爆実験など行ったことはありません」と応えた。住民に分からないわけは無い。核実験の場所としては最適なのであろう。何度も核実験が行われているのは、チベットや内蒙古と同じように、中央政府から疎まれて、冷や飯を食わされている三地域であるが、その学生の答え方が
まるで何も知らされていないと言うような答え方であった。

これは絶対他言無用、もしこの禁を破ったら、という罰則は十分理解できるから、あのように言わざるを得なかったのかもしれない。酷なことを聞いたと彼女に申し訳ない気持ちになった。彼女が「はい核実験場として我がふるさとは何度も使われています」とは応えられないのであろう。言論は封殺されていたのであろう。


返信 1 三木伸哉  投稿日 13/12/18(水) 04:22:58  削除
しかし今回の中国広東省に、計画中であった核燃料製造工場が住民の反対運動で、このような国家プロジェクトが中止になるなど、前代未聞である。いよいよ住民側の反転攻勢が国家を揺るがし始めた。当初の発表ではクリーンエネルギー工場建設であった。
しかし7月上旬になって、「核燃料の工場」と公表した。つまり化けの皮をはがして見せたわけである。住民は激怒した。

中国の原発開発の安全性に疑念を持ち始めたのは、福島の原発事故からである。さらに環境問題に、中国国民は生きるか死ぬかの地獄の苦しみを味わっている。
いまここで住民の反原発の「むしろ旗」を弾圧したら、政府に対するマグマはいっそう強くなると判断したのであろう。

さて福島の原発事故から二年半経過しようとしている。一向に進まない汚染処理、帰りたくても帰れない福島の人々、そんなことを十分承知しているのに、首相は陣頭指揮をとって、原発を世界に輸出しようとしている。トルコ、インドが相手国であるがこの両国でも反原発の動きが広がり始めた。
日本の若き知性、大学生の運動は、榛名山の連合赤軍以来封印されたままである。

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