習近平からの中国 10
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 13/12/19(木) 05:35:51  返信も含め全削除
習近平からの中国 10
2015年問題をどうのりきるか
2015年問題とは、人口ボーナス(一人っ子政策により人民に与えていたボーナスが支給されなくなるのが2015年)迫ってくるにつれて、この2015年から人口減少がはじまり、高齢者への社会保障費が膨大に増えていく年である。
すでに60歳以上の人口は1億8500万人を超えて、未豊先老(まだお金も無いのに老いだけが先にくるという中国語)が増えるばかりである。

退職者の中国人は街頭で日がな一日、集まってはトランプや、中国将棋、などをしている退職老人に何人にも出会った。1960年代から始まった毛沢東の「生めよ増やせよ」の政策は、1979年に一人っ子政策に変更されて、その実施に苛烈な罰則をもって実施してきた。これからますます膨大な数のリタイア組がでてくる。


返信 1 三木伸哉  投稿日 13/12/19(木) 05:36:37  削除
日本の年金制度のような「養老保険制度」に加入している人は15%にすぎない。中国人に聞いてみても、ほとんどの人が年金に入っていないという。これからますます増える高齢者は、どのように生活していけばよいのか。
医療制度の改善に伴い平均余命も長くはなってきたが、日本の平均寿命よりは10歳くらい低いと言われるが、60歳定年の後、政府が国民のカツカツの生活でも、予算化しなくてはならない。大多数の中国国民は、月収3万円程度で生活している。

実家への帰省を法律で義務づけた
手厚い社会保障制度を維持しようとすると、膨大な国家予算が必要になる。陰りの見えてきた中国経済では、そこまで手が回らないのが実態だが、そのまま放置すれば、貧富の差を放置してきたので、「これが、この国が社会主義の国なのか」と底辺に生きる中国人は、いつ大爆発するかわからない。

苦肉の策で、実家への帰省を法律で義務づけた。「こどもは親の面倒を見るんだよ」ということらしいが、一流大学を卒業しても、蟻族として大都会の周辺に住んでいる若者には、故郷へ帰る路銀も無い、その日暮らしの若者には、実家への帰省は叶わぬ夢であろう。法律で義務づけると言うことは、何らかの法的拘束力を伴うのであれば、これまたやっかいな法律を作成したものである。

虫の音すだく古里、両親が子を待ちわびる姿は何度も映像でみたが、大学を卒業しても、古里は遠くにありて思うもの、ため息つく日が続くであろう。

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