新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 9/1(水) 21:00:49
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1.電力エネルギーによる更なる進化
人類は風力等の自然エネルギーから原子力エネルギーにいたる各種エネルギーを電力エネルギーに変換し、50数%を電力として利用している。それは電子機器の開発が飛躍的に進んだことも起因している。特にコンピュータの発明による進展は目覚しいものがあり、コンピュータによる頭脳革命によって従来の動力革命とは違う状況になってきた。従来型の動力革命は人間の首から下の動作革命であり、主として手足に関する革命であったため、人間の手足の動作研究が中心であり掃除洗濯等の生活面の動作研究や、文章作成等の仕事、遊びに関するもの等、すべてが人間の手足の動作研究を基本とした動力革命であった。しかるにコンピュータによる頭脳革命は人間の首から上の脳の革命であり、従来までの動力革命とはかなり相違する革命が起きている。この頭脳革命は今や人間の思想まで影響を与える状況にきており、特に企業経営に与えた影響が大きく、経営システムを大きく変更させ経営思想まで一変するに至っている。
2.コンピュータによる頭脳革命
当初のコンピュータによる影響は、大量の事務や情報をスピーディに処理する道具として導入されたが、大量に蓄積された情報を分析し判断するまでにいたっており、動力に付加された頭脳はロボット化して進化を続けている。動物でいうならば身体と頭脳が一体化した生きものとしての行動をするまでに至っている。一方、経営面では、過去に蓄積した大量の情報から時系列に未来推計まで可能になってきた。今や企業間の戦争は従来型の単なる人、物、金だけの企業力の争いではなく、人、物、金にコンピュータ頭脳を加えた総合力の戦いが始まった。一般的には人、物、金、情報と呼んでいるが、この情報をあえてコンピュータ頭脳としたのは、コンピュータ知能を利用したシステムとして機能する状態を前提にしているためである。今や企業の力量の違いは、コンピュータ知能の利用度の差異となって現われてきた。コンピュータ知能の進化や高度利用を戦略的に使えない企業は脱落する可能性が非常に高くなってきた。これはコンピュータの問題ではなく、コンピュータを軽視する人材に問題があるのである。
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