121.情報化社会と頭脳革命(その8)
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 9/8(水) 23:31:19  返信も含め全削除

1.情報化社会には自由人が大量に発生する
 過去の地域社会が孤立状態の環境の中では、民衆は地域の狭い範囲の情報しか入手することが出来なかった。そのため少ない情報の中でしか行動することができない状態であった。また社会主義の国や独裁国家では情報がコントロールされている社会であり、民衆にとっては自由に情報を自分のために利用することができない社会であり、このような社会は情報化社会とは言えないものであった。この時代の社会と比較すれば今日の社会は、個人が自由に世界中の情報を入手できるし、しかも質の良い情報を自分のために利用して行動することができる社会になったのである。このような社会を情報化社会と呼んでいる。そのため、個人の行動は自分の意思で自由に行動することが当然な社会であるから、過去に制約を受けていた時代とは比べものにならないほど自由な社会となったのである。このような時代になって自由人が大量に出現するのは当然の現象であり、自由人の増加は止めることができない社会になってしまった。これからの人事管理の難しさは増加する自由人を従来型の管理手法では難しいことであり、人類が過去に経験をしたことがない自由な社会に突入したのである。

2.高度情報化社会の恐ろしさ
 情報化社会が進む中でコンピュータによる頭脳革命が起き高度化が急速に進んできた。これを高度情報化社会といい更なる高度化が急ピッチである。その先行きが見えないほどのスピードで情報化システムが高度化してきた。高度情報化社会はコンピュータによって情報がシステム化されて動く社会を指すのであり、いわゆるコンピュータによるシステムとネットワーク社会が連動している社会である。そのためコンピュータが事故等で中断すれば社会が大混乱を惹き起こす社会となってしまった。例えば、航空業界においてコンユータに事故が起きれば、航空機の運行そのものが停止してしまう状況になっており、銀行業界においても業務の大部分も同様であり、通常業務が停止する状況に追い込まれてしまう。しかも業務は容易に代替することが出来ないほどコンピュータとネットワークシステムの恩恵を受けている社会になってしまった。

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