「変更」 124.労務費の発生メカニズム<その1>
新規投稿者 阿座上洋吉  投稿日 10/1(金) 18:41:57  返信も含め全削除

1.ある現場の施工条件
  @作業現場は最高3人までの施工環境である。
  A1人当り1時間の賃金\1,250である。
  B1月間20日の稼動である。

2.技術者別4人の施工計画
  @A技術者は1人の作業員で6ヵ月間の稼動計画。
  AB技術者は2人の作業員で3ヵ月間の稼動計画。
  BC技術者は3人の作業員で2ヵ月間の稼動計画。
  CD技術者は4人の作業員でも作業環境上3人の場合と同期間となる。

3.技術者別施工実績と原価計算
(1)A技術者の施工実績は、@労務費の計算=(1人8時間×20日×6ヵ月=960時間)×\1,250=\1,200,000。
(2)B技術者の施工実績は、@労務費の計算=(2人8時間×20日×3ヵ月=960時間)×\1,250=\1,200,000。
(3)C技術者の施工実績は、@労務費の計算=(3人8時間×20日×2ヵ月=960時間)×\1,250=\1,200,000。
(4)D技術者の施工実績は、@労務費の計算=(4人8時間×20日×2ヵ月=960時間)×\1,250=\1,600,000。

注−1 現場の施工環境が3人であるため4人いても実質3人分しか施工できない。
注−2 上記の比較計算の結果、A〜C技術者の労務費は\1,200,000で同額となり、D技術者の労務費が\1,600,000で一番高くなっている。

<次回は仮設費の計算と続く>

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