新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 2/23(水) 07:32:07
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1.コストコントローラの職務内容
コストコントローラは、新しい職種としての仕事内容について、企業の内外に関して各種の仕事が考えられる。企業の内部に関する問題についても、経営者、現場代理人、経理担当者、労務担当者についての問題があり、外部に対しても発注者や各種の関係機関に関するものがある。しかし従来との職種と相違する点は、いづれもコストに係わることについて特化する点にある。この点が重要なことであらゆる部署や各種の外部関連機関に接点が出てくるため横断的な職種となるが、雑多な仕事をする雑用係ではない。コストダウンの専門家として特化していることを忘れてはならない。そのためこのコストコントローラという職種は、安易に配置転換等で担当させるべきものではなく、新しく人材養成が必要であることを認識しなければならない。
2.企業内部に関連する仕事
(1)経営者に関連するもの
コストコントローラの制度が成功するかどうかは、経営者、上級管理者、オーナー等の実質的経営権をもつトップがコストコントローラの重要性を認識することが重要である。そのため実質的トップが新しい職種として認識するかどうかが成功のカギである。トップが現代社会の情勢を的確に把握し、その時代に合った経営思想により、新しい経営手腕として発揮する位置づけにしなければならない。そのためトップとコストコントローラは、この職種が十分に機能するように戦略的な協議が必要となるのである。
(2)材料購入に関連するもの
材料の購買については原則として現場代理人が発注すべきではない。その理由は、現場代理人が購入材料の価格決定関与が弱いからである。全社的に材料購入センターを設けた場合、全社的材料の購入量による価格交渉権が強く作用する。経理担当者は材料の代金支払条件による価格交渉権が作用する。現場代理人は材料の質的状況を認識することが強い。そのため材料の購入価格は、総合的判断と価格決定権が横断的条件を満たすものでなければならない。ここにもコストコントローラが関与する部分が存在する。
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