旅順からの「坂の上の雲」12no1
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 10/10/18(月) 09:01:36  返信も含め全削除
旅順からの「坂の上の雲」12
日本統治の台湾(天使さまが代わった)2
当時の伊藤博文は明治時代の功臣として、内閣総理大臣としてこの「下関条約」を結んだ。日清戦争には反対の立場であったが、結局条約の立役者となった。
 台湾が日本に割譲されるというニュースが、台湾に伝わると、官民こぞって反対の狼煙を上げた。
条約が締結されてから、台湾人の憤激は頂点に達した。あえて列強の支援を受けようと、国際的な同情を取り付けようとしたのである。この年1895年
の5月「台湾民主国」の成立を宣言した。

武力によって台湾を占領しようとした日本は、いたるところで台湾人民の頑強な抵抗にあった。
 なかには進んで白旗を揚げた人いるし、「日本の明治の君主をご主人様にいたします」と出迎えた人もいたが、そう言う人は、ほんの一握りの台湾人に過ぎなかった。

2009年の秋、私はNHKスペッシャルの「台湾の日本統治時代」を録画して何回か見てはメモをとった。そのなかで80才を過ぎたと思われる人たちの座談会が開かれているのを見たことがあった。占領下当時の思い出を語る内容であった。
「もう思い出したくもない過去、あんな辛い体験はもうこりごりだ」
「強制的に日本語教育、皇民化教育をされて日本人にされてしまった」と彼らは流ちょうな日本語で語る。「日本語を話さなかったら罰せられた」とも語っていた彼ら台湾人の、50年間の占領時代に強制された日本語はもう肌身を離れない。

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