建設産業研究部会

2002/1/15

建設-3<建設業経理事務士の級別関係と勉強の仕方>

建設−3−2<4級の勉強のポイント3級へのアプローチ>

4級基礎勉強の仕方
 4級の範囲は、建設業会計の勉強というより複式簿記の基本原理を理解することが狙いである。したがって、建設業という業種を意識して勉強する必要がなく、複式簿記の原理を勉強する意識で始めるべきである。
3級への関連
 3級問題は、4級問題を基本として構成されており、級別範囲や級別レベル等総合的にみると、4級をマスターすると3級の60%程度勉強したことになる。
第1問 仕訳(6題)
  仕訳は、複式簿記の基本であり、仕訳を中心に勉強することが重要である。できるだけ多くの仕訳問題を繰り返し練習し、複式簿記の基本原理を理解しなければならない。
第1問 仕訳(5題)
 3級にも仕訳問題が出題される。4級の勉強時点から仕訳勉強に重点をおき、合わせて複式簿記の基本原理の勉強を重視すること。
第2問 雑問題

 1.文章問題
 文章の中の(  )に適当な用語を挿入することによって、虫食い文章を完成させる問題である。 

 2.簡単な計算問題
 雑多な小計算問題が出題される。

第4問 雑問題
 伝票問題及び雑多な計算問題が出題されるため、少し多様化した問題範囲となっている。
第3問 試算表問題
 試算表の問題は、検定試験の問題としては、二つの理由で重要である。一つは、点数のウエイトが高く、試算表の問題は合否に大きく影響する。二つめは解答時間がかかる問題であり、合格するためには時間との戦いでもあるため時間節約の練習も必要である。
第3問 試算表問題
 試算表問題も3級問題と形式は全く同様の問題であり、内容だけを3級問題に入れ替えると3級問題となる。
第4問 精算表問題
 精算表の問題は、上記の試算表の問題と同様で、点数を確保することと時間を節約する勉強の二つを意識し、繰り返し練習することが必要である。
第5問 精算表問題
 精算表の問題も形式的には4級と同じ形式で、問題の内容を3級レベルに替えると3級問題となる。
<原価計算問題> 
 4級の範囲に原価計算の問題が入らないので、勉強する必要がないが、原価の集計の場所として原価項目の材料費・労務費・外注費・経費の工事原価の4要素を理解だけは理解しておくべきである。
第2問 原価計算問題
 3級問題から原価計算問題が出題されるが、建設業会計の特徴は原価計算制度を組み込んだ会計をいい、原価計算は3級から勉強する。

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